AI校正の仕方

  結局落ち着いたのが、gemma4 e4b で校正。自分のシステムだと、実効スピードの問題で、こうなった。VRAMが多ければ、12や26あたりのAIの方が賢いだろう。

 qwenは、文法的には優秀なようだったが、ループに陥りやすい。漢字の読みや送り仮名もときどきおかしくなるので使えない。自分で間違えて、その検証において、間違いを正しい物にしようと無理な検証を繰り返すのでループに陥る。こりゃだめだ。

 e4bは感想に偏る傾向がある。なので、作品の作家による自己分析には適している。26bの方が文法的解析には適しているし、よけいな指摘が少なくなるので、うまく併用するのがいいだろう。

 プロンプトは、チェックしたい項目を並べて、Geminiで最適化させた。

 一度に読み込ませる原稿は、エディタの1画面分。これなら、すぐ解析してくれる。だいたい、文庫か新書の見開き2ページちょっとぐらいの分量。1200文字ぐらい。

 色々指摘や改善案が来るのだが、8割はでたらめで使えない。まあ、事務的な文書なら問題ないのかもしれないが、プロの小説では、作者の文体を無視されるのでだいたい役に立たない。

 ただ、読みにくい箇所をピンポイントで指摘してくるので、そのへんを再考する参考にする。おばかなAIが理解できない訳なので、読者にも分かりにくいかもしれないというパターンだ。

 また、要約は結構優秀なので、ここにはこういうことが書かれていると言ってくる。それ自体は修正案でもなんでもないのだが、文章のポイントを再認識する手助けにはなるので、曖昧な表現を修正するための参考にはなる。もっとも、ここでも適当なことをいってくるので、自分がそれに惑わされない文章力は要求されるわけだが。

 そして、直した文章を、再度読み込ませる。無視した箇所をまた指摘してくるが、そこは再び無視か、ここはチェックするなと命令している。たまに、指摘と修正した物を比較して、よくなりましたと言って来たりするので、ちゃんと再分析はしているようだ。

 これを、まともな指摘がなくなるまで何度でも繰り返して、そのブロックの校正は終了。端からとんちんかんな指摘はスルー。

 これを繰り返していくと、なぜか精度が落ちる。書いてもない文字列を表示して、これはおかしな表現ですと指摘してくる。あるいは、いきなり別のページの文章を指摘してくる。

 ここまでの履歴を要約してキャッシュを作り、それもチェック対象にしていることから起きるらしい。要約なので、書いてないことも捏造される。

 なので、1章程度で、全てをクリアする。新しいチャットを作ってもいいだろう。だいたい、連続校正が続くと、トークンを10000から30000ぐらいにしないと、思考で消費されて途中で止まってしまう。

 このへん、前の章との整合性がとれないんじゃないかとも思うが、書いてもないことの指摘を受けるよりはましである。

 別パターンも参考にはなるので、もっと長文や、1冊全部、あるいは26bあたりで寝ている間に全文チェックをさせて、補助とする。

 まあ、まともに校正と言える形でチェックさせるには、この方法しかないんじゃないだろうか。結局、チェックしてもらう方の文章力をかなり要求されるという本末転倒なことにはなるのだが。

 そのうち、校正特化型の賢いAIが登場するのを待とうではないか。

 YouTubeで、文章構成が凄く使えるという動画がたくさんあるのだが、あれはほぼビジネス文書だからということになる。なろう系で使えるという物も多いが、それは元の文章が下手なので、AIが明確に指摘しやすいという落とし穴がある。

 プロの文章だと、ダブルミーニングなども多いので、AIが思考ループに陥ることもある。

 結局、動画の主が小説家のことはほとんどないので、チェックがかなり偏っている。その上での結論なので、ほとんど参考にもならなかった。

 最終的には、参考にはすれど過信は禁物と言うことか。修正案をそのまま使ったり、自動修正させるなどはもってのほかである。


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